命を考える

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八月はこどもおぢばがえり、学生生徒修養会と子どもたちと関わる行事が続きます。また、信者宅の講社祭も、日頃は学校や部活が忙しくて会うことの少ない子どもさんの参加があったりして、直接話が出来るうれしい機会となります。こういうチャンスを大切にして、何とか子どもたちに信仰が伝わるようにと努力しているつもりですが、一朝一夕にいくものではありません。講社祭でのお話は一方通行にならないよう、子どもたちと対話しながら進めていきますが、時には「おばちゃん、早く終わってよー」という可愛いブーイングにあえなく撃沈されることもあります。しかし、それもまた楽し。こんなやんちゃが言える間柄が、将来、信頼関係を築く元になればと期待しているのですが・・・。

さて、夏休みのウキウキ気分とはうらはらに、広島と長崎の原爆の日や終戦記念日が続く八月、更には世間でのお盆の風習も重なって、子どもたちに「いのち」の尊さを伝えるには絶好の季節ではないでしょうか。

胸に手を置けば、絶え間なく続く鼓動。私たちの命は親神様からお借りし、時がくればお礼を言ってお返しするもの。また、両親、祖父母・・・と連綿と続く命の流れがあって、今ここに自分がいること。人は皆、助け合い、繋がりあって陽気ぐらしを目指すこと。子どもの目をしっかり見つめて、大人が真剣に話をすれば、きっと響くものがあると信じます。

現実には、ネット社会やゲームの影響もあってか、「死んだ人が生き返る」と信じる小、中学生がかなりの割合に上るそうです。中には「ゲームでリセットできるから」との理由を挙げる子も。現実とバーチャル(仮想現実)の区別がついていないことに大いにショックを受けました。生活様式が変化し、身近な人の老いや死に直面する機会が少なくなってきたことも、原因の一つかもしれません。しかし、原因を社会に転嫁するだけでは、いつまでも問題は解決しません。教えに根差した温かい家庭で、豊かな心を育み、少々の挫折にも崩れない強さを培っていきたいと思います。たった一週間の命を懸命に生きる蝉の声を聞きながら、今こそ、子どもを取り巻く大人が襟を正し、命輝く生き方を子どもに映していきたいものだと思います。


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-『陽気』信仰随想 2009年度, 子育て

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