天理教のお布施はいくら?する意味あるの?

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天理教では、「お布施」や「献金」「ご神饌料」とは言わず「お供え」と言います。

お供えをする意味とは?

「お布施」というと、お葬式の際のお坊さんへのお礼をイメージされる方が多いようですが、普段から頻繁にお寺にお参りされる方などはその都度少しずつお布施をされることもありますよね。

天理教でも同様に、お葬式など特別な時にする場合もありますが、毎日のように教会に参拝して、その都度お供えする方もたくさんいらっしゃいます。

それでは、なぜ毎日のようにお供えするのでしょうか?

毎日のお供えの意味とは?

日々のお供えには、神様へのお礼という意味があります。

例えば、夕食のおかずがスーパーで購入したお惣菜の焼き魚だったとします。

あなたは、もちろん、スーパーで幾らかのお金を払って買ってきましたよね?

そのお金は何に払っているのでしょう?

調理して販売しているスーパー、市場、そして、漁師さんなどに対してです。

つまり、その魚を育ててくれた大自然(神様の働き)に対して、まだあなたはお金を支払っていません。

食べ物だけではありません。

私たちの身体をはじめ、身の回りにある全てのものは神様から貸していただいているもので、心だけが自分のものだと聞かせていただいています。

つまり、毎日のお供えには、「神様へのお礼の気持ちを形にあらわす」という意味があるのです。

 

神様はお金なんていらないんじゃない?

お供えは神様へのお礼だと言われても、そもそも神様がお金を使うわけじゃないじゃん!

と思われるかもしれません。

その通りです。

天理教の教祖である中山みき様は、

「金や物やないで。救けてもらい嬉しいと思うなら、その喜びで、救けてほしいと願う人を救けに行く事が、一番の御恩返しやから、しっかりおたすけするように。」

とおっしゃいました。

ですから、神様が一番喜ぶことは、「人をたすけること」ですし、天理教を信仰している人はすべて何らかの形で人だすけをしようとしています。

また、身体を使わせていただいている感謝の気持ちを行いにあらわすことを「ひのきしん(漢字を当てはめると、日の寄進)」と言い、その形は様々ですが、基本は、親神様がお鎮まりくださる「ぢば」やその出張り場所としての「教会」の用事を手伝うことです。

ですから、お供えには、「ぢば」がある天理教教会本部をはじめとする教会の維持管理の費用を出させてもらうことによって、「人だすけ」「ひのきしん」をするという意味もあるのかもしれません。

お供えのもう一つの意味

お供えには、「心の執着をなくし、神様にたすけていただく」という意味もあります。

天理教教祖伝 逸話篇に「身上がもとや」というお話があります。

教祖の仰せに、

「命あっての物種と言うてある。身上がもとや。金銭は二の切りや。今、火事やと言うたら、出せるだけは出しもしようが、身上の焼けるのも構わず出す人は、ありゃせん。大水やと言うても、その通り。盗人が入っても、命が大事やから、惜しいと思う金でも、皆出してやりますやろ。

 悩むところも、同じ事や。早く、二の切りを惜しまずに施しして、身上を救からにゃならん。それに、惜しい心が強いというは、ちょうど、焼け死ぬのもいとわず、金を出しているようなものや。惜しいと思う金銭・宝残りて、身を捨てる。これ、心通りやろ。そこで、二の切りを以て身の難救かったら、これが、大難小難という理やで。よう聞き分けよ。」

と。これは、喜多治郎吉によって語り伝えられた、お諭しである。

註 二の切り 切りとは、義太夫などに於て、真打が勤める最も格式の高い部分を言う。したがって、二の切りとは、一番にではなくて、二番目に大切なもの、という意。(新村出「広辞苑」平凡社「世界大百科辞典」)

お金は命の次に大事なものだと言ってもよいくらい大切なものです。それを思い切って出すことにより、心の執着心をなくしていく。

「あれもほしい、これも欲しい」という執着心が強いうちはいつまでも幸せにはたどり着けません。逆に、心の執着心が少なくなり、「あれもあってありがたい。これもあってありがたい」と感謝感謝の心になれれば、それほどの幸せはないでしょうし、神様が働いてくださり、大きな病気や困った事情も逃れさせていただくことができるのです。

お供えはいくら出せば良いの?

お供えの意味は何となく分かったけど、じゃあ、いくら出せば良いの?

はい。気になりますよね、金額。

でも、ここまで読んでいただいたら、分かりますよね?

多額のお供えをしたから地位が高くなるとか、偉いとか、そういうことはありません。

日々のお礼の意味のお供えなら生活が困らない程度に精一杯出させてもらえば良いし、何とかたすけてほしい!という時なら後のことは考えず思い切った金額のお供えをしなければなりません。

ちなみに、お葬式のお礼などの金額は、遠慮せずに、教会長さんなどに相談してくださいね。

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