人生相談 人間関係

近所づきあいについて

相談文

夫の転勤を受けて昨年、新たな土地へ家族4人で引っ越してきました。当初は〝ママ友〟や近所の方と親しくお付き合いをしていたのですが、最近では、接し方に悩むことが増えて困っています。会うと決まって、夫や仕事、学校関係者への愚痴や悪口を言う人が少なくないのです。話を聴くことでストレスの軽減につながればと思っていたのですが、「たんのう」の心づかいをお教えいただく一ようぼくとしては、心苦しいものがあります。今後、どうお付き合いをしていけばいいでしょうか。(30代・主婦)

回答文

 ご主人の転勤とはいえ、新たな土地に移られて、周りの人々との関係を一から築いていくことは、大きなエネルギーがいることだと思います。引っ越しの経験のない私には、そんな状況の中で、すぐに知り合いもできておられ、しかもその方のことを親身に思われておたすけに取り組もうとしているあなたは、とても輝いてみえます。

 とはいえ、知り合われた方々の言動に心痛む日々を送っておられるとのこと。人の不平や不満を長々と聞かされると、どうもこちらの心が折れてしまいますね。

「どうしてこの人はこんなことを言うのだろう。こんなことをするのだろう」と思うことってありますが、マイナスを数え上げてみても、どうも人は変わらないようです。それよりも、ほんの小さなことでも、その人のいいところを捉えて、プラスを積み重ねていけるような言葉がけができればいいですね。

ところで、お手紙からは窺い知ることができなかったのですが、ご家族は恙ない日々でしょうか。引っ越されて、所属の教会からは遠くなられたことと思います。お休みの日に、家族が揃って参拝できるような、近くの教会は見つかりましたか。ちょうど、3月から「ようぼくの集い」が始まります。同じ地域に住む教友と知り合うには絶好の機会だと思います。ぜひご夫婦でご参加ください。また、地域でのひのきしん、天理時報の手配りなどの活動情報も得て、積極的に参加させてもらいましょう。心が折れて悩んでいるときは、おつとめとひのきしんが一番です。あなた自身の心が勇み、晴れ晴れとしてきたら、今まで苦痛に思われた知り合いの方の言葉も、あまり気にならなくなると思いますよ。笑顔と思いやりの言葉を、いっぱいかけてあげてください。きっとあなたの勇み心が伝わって、少しずつでも変わっていただけると信じます。

そしてほら、気が付けば、「たすけてあげたい」と思っていたあなた自身が、一番たすけていただいていると思える日が必ずやってくると思いますよ。

『天理時報』人生相談 回答者:吉福多恵子

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