もう40年以上も前のことです。学校を卒業したての私は、ご縁のあった天理教の教会に住み込むことになりました。 住み込むと言っても、皆さんにはイメージしづらいでしょう。ちょうど、落語家の内弟子さんが、師匠の身の回りのお世話をしながら、師匠の芸を間近に見て腕を磨き、落語家として成長していくのに似ています。私はその教会で、会長ご夫妻や家族の方と共に生活する中で、ご夫妻の信仰姿勢を間近に見て、目に見えない神様の働きを感じ、感謝して生きることの素晴らしさを学びました。 昨年、その奥様が亡くなられ、追悼文集に寄稿を求め ...