相談文
職場で知り合った夫と結婚して5年。2人の息子を授かり、現在4人で生活しています。教会で生まれ育った私は、以前から温かい信仰家庭を築くことが夢でした。しかし、夫は結婚前におさづけの理を拝戴したものの、その後、お道に深く関わろうとしてくれません。最寄りの教会へ家族で参拝することや、自宅に神実様を祀ることなどを提案しても大反対されます。私が信仰することや教えそのものには理解を示してくれていますが、どうやら、お道に一線を引いているようです。教祖130年祭活動の旬、なんとしても夫に信仰心を育んでもらいたいと思うのですが……。私は何をどうするべきでしょうか。(30代・主婦)
回答文
教祖130年祭活動の真っただ中。ご主人にぜひ信仰する喜びを感じてもらいたいと、旬の動きに乗って、おたすけに動き出そうとしておられる姿に、力強いものを感じます。
さて、私の知る方に、結婚によって、奥さんの信仰から、この道の教えを知られた方がおられます。「私は、女房と結婚するときに、天理教とも結婚することになった」と、よく仰います。このご夫婦、とにかく仲睦まじいのです。奥さんはご主人を信頼し、ご主人は奥さんを労わって、お互いによく言葉を交わしておられるのが印象的です。もちろん、これまでの道のりには、大きな節が何度もありました。そのたびに感じたことは、奥さんの揺るぎない信仰と、ご主人の深い思案。やっぱり教祖の教えに沿っていくのが、一番の近道だと、お互いに心の軌道修正をされて、二人三脚で今も頑張ってくださっています。
お手紙によれば、あなたのご主人は、あなたやお子さんが近くの教会へ参拝することも承知しておられるようですし、あなたが遠方のご両親と会うためにおぢばがえりするときには、一緒に帰ってくださるのですよね。何て素敵なご主人でしょう。
あなたの心の中には「どうしてもっと信仰を理解してくれないの」と、不足の心が詰まっていませんか。「もう少し、こうなったらいいのに」と思う前に、ご主人がこんなにもあなたや子どもたちのことを大切に思っていてくださることに目を向けて、心からの感謝の言葉をかけてください。子どもさんにも、お父さんのことを、しっかり褒めて伝えましょう。夫婦のおさまり、家族のおさまりが、必ず良い運命へと繋がっていきます。
ご主人は天理教と知り合ってまだ5年です。人間の成長に例えれば、まだよちよち歩きですよね。親のすることを真似て、良いことも悪いことも覚えていく時期です。あなたの日々の姿の中に、「教えに沿った生き方とは」を学んでおられますよ。日々の生活態度が、ご主人へのにおいがけです。近い将来、あなたの望みが叶うことを、心から祈っております。
『天理時報』人生相談 回答者:吉福多恵子
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