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宗教嫌いの夫との不和に悩む友人

相談文

高校時代の同級生である友人は最近、身心ともに不安定な状態が続いています。話を聞くと、ご主人との不仲が原因とのこと。友人のご主人は最近、自分勝手な言動が目立ち、妻の言うことを一切聞かなくなったというのです。信仰3代目の友人に対し、ご主人は大の宗教嫌い。友人は所属教会が遠方にあるため、私以外に親しく相談できる人がいないようです。私に何ができるでしょうか。(30代女性)

回答文

眠れないほどの悩みを抱えたご友人。さぞかし、辛いことだろうと思います。お手紙を拝見すれば、結婚4年目とか。ご主人の様子が、転職された頃を境に変わってきたとのことですから、やはりそこに、何か原因があるのではないかと考えてしまいますね。しかし、そこにいたるまでの道のりにも目を向けてみれば、成ってきたことの種が落ちているような気がします。

結婚前は、熱心にお道の活動に参加されていた友人にとってみれば、宗教が嫌いというご主人との日々は、ふとしたときの何気ない会話の中に小さな不満を重ねてこられたのではないでしょうか。さりとて、そのことは、相手のご主人にしても同じこと。どちらか一方だけに責任があるものではありません。例え、同じように信仰を指針に進む夫婦であっても、時々に心を合わせる努力を怠れば亀裂が入ってしまうでしょう。ましてや、友人のような場合であれば、尚更のことではなかったでしょうか。

さて今、あなたの役割は大きいと思います。

友人にとって、心を許して話の出来る人は、あなたしかおられないのですものね。きっと、毎日友人のことを願い、おつとめをつとめ、祈ってくださっていることでしょう。また、友人宅に足を運び、顔を合わせて下さることで、どれほど友人の心が安らぐことかと思います。素晴らしいおたすけに繋がっていますね。

ところで、文面では分かりませんでしたが、友人の今の苦境を友人のご家族はご存じなのでしょうか。信仰の続くご家族とありましたから、きっと信仰的に受け止めて、共に解決への道を歩いて下さることでしょう。

更には、所属教会が遠いとのことでしたが、あなたの知っておられる近くの教会へ、一緒に参拝に行こうと誘ってあげてください。会長さんや奥さんに話ができれば嬉しいのですが。

そんな道が付くように、あなたの尽力をお願いします。

相手を責めても問題の解決にはつながりませんが、さりとて自分を責めてばかりでも、心が折れてしまいます。顔を上げると、自然と鼻から空気が入るように、友人の心が少しでも前を向けるような、働きかけを考えてあげてください。

『天理時報』人生相談 回答者:吉福多恵子

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