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イライラするよね 母の日。ウチってマルトリートメント?

5月11日は母の日でした。

FacebookやInstagram、なんかどこを見てもきれいなお花、美味しそうなお菓子、楽しそうな笑顔。

コロナコロナと騒いでいるけど、こんなに幸せそうな人がいっぱいいるんだな。でも、ウチの中は・・・そう思ったら・・・、

ますます憂鬱になった人、いるかもしれませんね。

ま、きれいなお花や美味しそうなお菓子はあっても、家の中は問題山積ということもありますから、それはそれとして置いておきましょう。

今日は、「ウチってマルトリートメント?」というお話をします。

「マルトリートメント」という言葉を聞いたことがありますか?

聞いたことがある、知っていると答えた方は、相当に意識高いですよね。

マルトリートメント・・・日本語では「不適切な養育」と訳されます。

ここでちょっと聞いてみたいと思います。

こんな経験はありませんか?

  • 夫と夫婦喧嘩をしたことがある →→夫婦喧嘩を子どもに見られた、聞かれたことがある
  • 勉強の出来が悪い弟のテストの点が悪かった →→「お兄ちゃんはちゃんと勉強してるのに、どうしてできないの」と言ってしまった
  • 家事が忙しく、子どもを構ってやれない時は、ほとんどスマホで動画を見せている

どうですか。誰だってあるのではないでしょうか。

もちろん、良いとは思っていないけれど、こんなこと普通にあることだと思っています。

ところが実は、これらが全て「マルトリートメント」、虐待までには至らないけれど不適切な養育だと言われています。

本音を喋ると、私もありますねぇ。全部当てはまります。反省してます。

ここで皆さんに知ってもらいたいのは、実はこうしたマルトリートメントを受けた子どもたちの脳は、傷ついているという事実です。

福井大学子どものこころの発達研究センターの友田明美教授は、

日々、子どもと接するなかで、こうしたマルトリートメントがまったくないという家庭など存在しないでしょう。しかしながら、マルトリートメントの強度や頻度が増した時、子どもの小さなこころは確実に傷つき、成長過程の脳は変形する可能性があることをわたしたち大人は見逃してはいけません。

と、著書で述べています。

昨年でしたか、この友田明美教授が「世界一受けたい授業」に出演して、井上和香ちゃんとのトークでいう「子どもの前でダンナと言い合いになっちゃった」という和香ちゃんに「もしそんな時は、ラインでしてください」と言っていたのが印象的でした。和香ちゃんは、「え〜ラインですかぁ」って、びっくりしてましたけど・・・。笑

そうか、絶対しちゃいけないじゃなくて、うまく知恵働かせればいいんだなぁと思いましたよ。

子どもの脳への影響は、結構大きくなってから出てきたりもするそうです。

詳しくは 友田明美著「子どもの脳を傷つける親たち」参照してください。

今の時期、みんながステイホーム、ステイインと言われ、買い物に行っても、大型スーパーも、ホームセンターも、どこもかしこも閉店。なんだか追い詰められてしまいますが、そんな時でも、家族や信頼できる友達と繋がって、辛いことを吐き出して過ごしましょう。

もし、そういう人にはちょっと親しすぎて話せないというのでしたら、ぜひ、お話し聞かせてください。無料、秘密厳守です。

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